自分だけがわかる人生を変えるできごと。
先週の水曜日の深夜ドラマ「だから私はメイクする」が最終回を迎えた。
最終回は、美容家の神崎恵さんが演じてる、百貨店のBA(ビューティアドバイザー)の熊谷さんが主人公だ。
熊谷さんが今のBAになったきっかけや彼女にとってメイクをする意義に焦点を当てている。
熊谷さんが現在のようなBAではなく、百貨店の文具売り場で働いていた頃、アトピー性皮膚炎により、熊谷さん自身が自分の顔や肌に強いコンプレックを感じていた。
それが熊谷さんが働く百貨店内の化粧品売り場で出会った、あるBAからアトピー性皮膚炎を改善するアドバイスや励まし、そしてアトピーが緩和された熊谷さんの肌にメイクをしてくれた。
それによって、今までできなかったメイクができる喜びを味わい、それまでの彼女を悩ませていたコンプレックの塊が、込み上げてくる感動の涙とともに溶けていく。
アトピー性皮膚炎に悩んでいた女性が、アトピーによる肌荒れがなくなり、悩みが解消された。
ただこう書いただけだと本人や当事者以外の端から見れば、なんてことないエピソード見えるが、本人にとって見れば、アトピーが改善される前とその後では、自身の肌以上に心に大きな変化があったことだと思う。
人というのは、過去のあの経験をもう一度、何度でも味わいたいと思い、それを糧に心の支えにして、再現したいという希望を胸に生きるという生き方がある。
熊谷さんにとっては何よりも変えがたい忘れることのできない、彼女の人生を大きく変えた出来事なんだと思う。
「だから私はメイクする」のマンガを読んだ🎶
マンガとドラマでは演出が違うところもあったけど、その物語を通しての本質的に伝えたいことに変わりはなかった。